私の夢は1日で、一瞬で、無の中に。

透明だから、誰も読めない。

吐きそうなくらいに生きること

昨日、このタイトルのまま何も書けずに寝てしまった。生きることは、地獄であり、それ以外の何者でもなくてたった独りの夜で絶望した人間は死というたった一つの光に見せかけた闇に取り憑かれたように縋り付き、その暴かれた正体の、といってもそんなものありませんよね、あまりの空虚に呆然と立ち尽くしてしまいました。季節は冬で、空は晴れ、風と光が硝子のように美しくて帰り道に笑いが溢れました。ぼくを押しつぶすブラックホールなんて最初からなかったんです。ぼくは自由すらなく、ほんとうに自由だった。悪という悪も、善という善も、押し並べて一つの詩だったんです。空に描いた世界は正しく空の香りで、それだからぼくは空そのものだったんです。分かりますか、この弾むような悦びを。では、また。