私の夢は1日で、一瞬で、無の中に。

透明だから、誰も読めない。

日記

大地は死者すらその時を止めることはない。お前は美しい、と讃える、あるいは醜いと断じる、神の眼差しの証は一体どこにあるのだろう。すべての、不幸は凍りつかない。すべての、幸福は持続しない。なべて、時の廻りの只中で姿、形を変じながら、その魂の起源すら忘れ去って今だけ、それも失われ、この星の、孤独として振動している。だれもが、耳を塞ぐ。それは、痛みから発せられたからだ。しかし、すり抜ける。私はそれに、気が付かない。真実は、切実だ。しかし、私にはまだ遊びだった。空くなった時に、罪とはあらわになる。それは、世界の不幸を、負うひとりの惨めさだった。つまり、あなたとは人間だった。だから、ひとは注意する。あの雲の、たなびく気持ちよさに。陽だまりの、眠気に。冬の旅路に。すべてに、愛そうとする。そうするあなたがいる限り、世界とは祝福されている。まだ、地獄に堕ちきったわけじゃないからだ。なぜなら、あなたが愛そうとしている。それだけ、で、この風景には幸福がある。